八卦掌による潜在能力向上
30歳代 男性
八卦掌は面白い。
私が八卦掌を知ったのは夢枕獏著「キマイラ 緑生変」だ。
八卦掌とは
仙人が伝えた気の武術であるとか宇宙を象徴する‘螺旋’そのものの武術
であるといった神秘の武術であると紹介されていた。
SF小説的誇張表現ではあったが「火の無い所に煙りはたたず」非常に
蠱惑的に感じた。
そんな時にこの八卦掌の教室の存在を知ったのだった。
早速練習を体験したが、ただ足踏みをするだけだった。
しかし、その単純な動作の中に、普段使えていないインナーマッスルや
意識操作を強く必要とされる事が感じられ、八卦掌の奥深さが垣間見れた。
先生の指導は親切丁寧・熱心そして活字による用語説明などに特徴があり、
八卦掌は面白いと思った。(寝技が無いのも大きいが…)
今まで感じた八卦掌の最大の効果は、積極的になった事だ。
心理学なんかで心の状態がジャンケンに現れ 一般的に
自信があるときは‘パー’、迷ってる時は‘チョキ’、守りに入ると‘グー’
を出す とされるようだが。 八卦掌では名前の通り掌を多用するわけで、
それまでは、かなり引っ込み思案で人見知りな性格だったものだが、半年程
でかなり積極的になり、馴れない人と会話するのも楽になって来たと感じた。
手のひらを大きく開く動作(ジャンケン パー)を繰り返す事が、経絡や気に
作用し心に良い影響を与えた結果(ジャンケン心理の反対)だろうか。
心技体とはよく言うが
八卦掌の技の上達がダイレクトに身体の向上に繋がると予想してたが
さらに心の向上も示唆された。
心技体のレベルアップは潜在能力開発には必要不可欠だろう。
くどいが八卦掌は面白い。