八卦掌と出会って
40歳代 男性
元々は、中学生の娘に、中国武術の教室を探してくれと頼まれ、ホームページで検索していた
ら、偶然、芦屋の八卦掌教室を見つけ、私が八卦掌を学ぶきっかけとなりました。
実は、私の10代後半は中国武術がマイブームで、一時本当に習いたく思って、探したりたずね
たりしたこともありました。 しかし当時は、健康法中心の太極拳ぐらいだったので、結局諦めて
空手を習ったりしていました。だから八卦掌についても、「円運動を特徴とし、中国武術においても
最高級の技術を誇る…」という程度の浅い知識は頭にあったのですが、当時は、これはとりわけ習
得が難しそうだなと、到底私などには無縁だろうなあと思っていたものでした。 ところが今、齢
50の私が定期的に習い汗をかいているのですから不思議なものです。なんとか続けてこられている
のも、一歩一歩簡単な動作から次第に複雑な動作へと確実に身に付けていくプログラム学習法のよ
うなレッスン方法と、それを個人の能力や習得状況に応じて個別指導的にも教えていただいている
ことが大きいのかなと思います。
さて、教室に通い始めおよそ1年6カ月になろうかという私ですが、習い始めの頃は、体を動か
すこととは無縁になっており、折りしも体調が悪い時期でもありました。医師からも適度な運動を
勧められていたこともあって、冒頭述べたように娘の依頼がきっかけとなり初めてみると、それ以
降は体調が崩れることもあまりなく、やむを得ない仕事以外の他は休むことなく続けることができ
ました。今の私にとっては、健康の維持と、可能ならいざというときの護身術になればよいかなと
…大望をいえば、もう少し胴回りを圧縮して、穿けなくなったズボンを再生したいというのもあり
ますが、とかく八卦掌以外はありえないような身体の使い方、とりわけ全身各部位のひねりねじり
のせいなのか、体重は変っていませんがズボンのベルト穴が1〜2個は小さくなったのに喜んでおり
ます。
願わくば終生、少しでも技術的にも向上しながら、奥深い八卦掌の世界を楽しめたら幸いだなあ
と思っています。